こんにちは。
元auショップ店員のぽんイケ(@Pon_ike002)です。
先日iPhone SEを購入しました。今回のSEはeSIMにも対応しているということで、ガジェット好きの僕としては、是非試してみたいところ。
そこで、今回は国内でeSIMプランを提供しており、なおかつ新型SEに対応している会社のeSIMプランを比較してみました。
【IIJmio】 eSIM(ベータ版)
ドコモ回線、au回線を使用している格安SIM(MVNO)業者です。
IIJmioのeSIM用プランは2つあり、docomo回線が利用されています。
こちらのプランは、データ通信のみです。音声通話はついてきません。その点はあしからず。
①特徴
こちらのプランは定額6GBのプランとなっており、IIJmioでは「6GB」の部分が「バンドルクーポン」という部分にあたるそう。この「クーポン」を使う使わないのON・OFFを選ぶことができます。
また、クーポンOFF時には通信速度が最大200kbpsとなります。正直この速度だと動画のストリーミング再生は厳しいです。軽いwebページの表示だとかろうじて、いけるかもしれないですね。
また、クーポンの6GBの余った部分は翌月に繰越すことが可能です。このあたりは大手のキャリアと似てますね。
②料金
定額6GBで、お値段は月々1520円
また、初期費用として3,000円。eSIMの発行手数料として200円がかかります。
なので、初月の請求は合算で4,720円ですね。
③追加データオプション
6GBでは足りないという人には大容量を毎月の利用データ量に追加するためのプランも用意されています。
大容量オプション
20GB | 30GB | |
料金 | 3,100円/月 | 5,000円/月 |
また、いつもは6GBでだいたい大丈夫だけど、今月急遽足りなくなったという人にも追加データを購入することが可能。
追加クーポン
100MB | |
料金 | 200円(税抜き) |
クーポンカード
500MB | 2GB | |
料金 | 1,500円(非課税) | 3,000円(非課税) |
クーポンカード/セレクタブル
1GB | 3GB | 5GB | |
料金 | 2,300円(非課税) | 4,100円(非課税) | 5,400円(非課税) |
④注意点
クーポン残量0、またはクーポンOFF時に直近3日間でデータ通信量が366MBを越えると速度制限がかかる場合があります。(どの程度かかるかは不明)
ただし、クーポンON時にまだ残量がある場合は速度制限がかかることは無いので、ご安心下さい。
【IIJmio】 eSIM(データプラン・ゼロ)
続いて、こちらはいわゆる従量制のプランとなっています。
1GB毎に購入していくスタイルのプランなので、月によって通信量にバラツキがあっても対応しやすいでしょう。
こちらもベータ版と同様、データ通信専用となっており、音声通話はできません。
①特徴
大手キャリアが導入しているような従量制のプランに近いイメージ。使う通信量が多くなればなるほど、比例して料金も上がっていきます。
ただし、キャリアとは違ったメリットがあります。それは…
追加のデータ単価が450円/1GBと大手キャリアの半額以下
勝手に料金が上がらない(会員専用ページで追加購入が必要)
特に、従量制プランの料金が勝手に上がらないは個人的にかなりいいなと思いました。
大手キャリアの従量制プランでは、◯GBで止めておく。ということができません。基本的に使ったら使った分だけ料金も上がっていくというスタイルです。
その点、データプラン・ゼロなら会員専用ページで追加購入をしない限り、勝手に上がったりはしないので、非常に安心して使うことができます。
②料金
ベータ版と同じく、初期費用で3,000円。eSIM発行手数料で200円かかります。
メインとなる、従量制のデータプラン・ゼロの料金は以下の通りです
月額料金 | 追加データ 1GB | 追加データ 2GB〜10GB | |
料金 | 150円 | 300円 | 450円 |
月額料金は維持費と考えていいです。仮に全く使わなかったとしても、この部分は必ず費用としてかかってきます。
最初の1GBは300円、以降は1GB毎に450円。
150円(月額料金)+300円(最初の1GB)+900円(追加2GB)=1,350円
またベータ版との比較として、仮に4GB使うと考えると
150円(月額料金)+300円(最初の1GB)+1,350円(追加3GB)=1,800円
となり、毎月コンスタントに4GB使うなという人には、eSIM(ベータ版)の方がお得です。
③注意点
eSIM(ベータ版)と違い、クーポンのON・OFF切り替えがありません。
意識せずに使いすぎると、気づいたら購入したデータ量がなくなっていたということもあるので、注意が必要です。
【楽天モバイル】 Rakuten UN-LIMIT 2.0
docomo、au、softbankに続く、4社目のMNOとしてスタートを切った楽天モバイル
まだまだ自社の基地局は少ないですが、そこを補うための協力なキャンペーンが魅力的です。(2020年6月現在)
こちらのプランは音声通話つきのプランです。物理SIM、eSIMともに対応。
新型iPhone SEもeSIMの動作保証にしっかりと入っています。
①特徴
楽天エリア内はデータ使い放題
楽天エリア内では、なんとデータ通信使い放題!エリア外の場合はauの回線を使い、5GBまでは高速通信。超過後は最大1Mbpsにて使い放題となっています。
Rakuten Linkアプリで国内通話無料
Rakuten Linkアプリを利用すれば、国内通話が他社宛て、固定電話宛てでも0円!
ただし、iOSでは対応アプリが出ていないので、現在利用できるのはAndroidのみとなっております。(2020年6月現在)
海外でも2GB使える・SMSも無料
国内とは別で、対象の海外66カ国でも2GB使えます。
また、SMSも無料(ただし、Rakuten Link使用時)
②料金
基本使用料 2,980円(先着300万名限定で1年間無料)
通話料金
Rakuten Link 同士 | Rakuten Link利用 | 通常の電話 | |
料金(国内) | 0円 | 0円 | 20円/30秒 |
料金(海外) | 0円 | 海外から日本へは0円
日本からの場合は地域によって異なる |
地域によって異なる |
SMS料金(Rakuten Linkのメッセージ機能を利用した場合)
送信 | Rakuten Link同士 | 0円 | ||
Rakuten Link以外 | 日本から日本への送信する | 0円 | ||
海外から日本への送信する | ||||
日本から海外へSMSを送信する | 海外指定66の国と地域:0円
その他の地域:100円/70文字(全角) |
|||
海外から海外へSMSを送信する | ||||
受信 | 0円 |
SMS料金(通常のSMSを利用した場合)
送信 | 日本から日本へSMSを送信する | 3円/70文字(全角) |
海外から日本へSMSを送信する | 利用不可 | |
日本から海外へSMSを送信する | 100円/70文字(全角) | |
海外から海外へSMSを送信する | 利用不可 | |
受信 | 日本でSMSを受信する | 0円 |
海外でSMSを受信する | 利用不可 |
SMS関係の料金がちょっと複雑ですが、料金は上記のようになっています。
③追加データオプション
データ追加は1GB毎に500円となっています。
④注意事項
国内通話やSMSが無料になるRakuten Linkアプリですが、現在iOS用のアプリが提供されておらず、iPhoneでの利用が不可となっております。(2020年6月現在)
公式のアプリ提供を待つしかないですが、ここは一刻も早く対応していただきたい…
まとめ
いかがだったでしょうか?
残念ながら、国内でeSIMプランを提供しているのはまだまだ少ないのが現状です。ただ、通信業界の変化のスピードは驚くほど速いので、今後に期待大です。